肩掛けテレビ局とは、気の利いたフレーズだね。今で言うキャッチコピー、良い宣伝文句を思いついたとカタログを作った人は思っただろうね。
重量わずか7.1kg
ヒョイと肩にかけて、どこへでも持ち歩けるビデオレコーダー。いわば“肩かけテレビ局”。エベレストのスコー大滑降も撮りました。放映しました。世界の屋根で・・・。これは世界一軽く、世界一小さいポータブルVTRだったから。AKAIの技術でないと、なかなかこうはいきません。
カメラ、モニターTV、本体あわせて、重量わずか7.1kgというもの。最初、テレビを観ることも出来るラジオや、ラジカセが昔あったのを思い出しました。これはビデオにいずれ発展するものですね。録画に使ったテープはいくらぐらいしたのだろう。そして、こういう形で残されている映像はあるのかな。
32万2,000円という価格。ホームユースには時代を考えると、あまりにも高価。業務用なら送信機能もついてそうだけど、それを外したモデルなのか。ともかく高価な一般商品。今では1万円しないデジカメで、楽しめる“技術”ではないかな。
1970年、赤井電機の「AKAI VT-100」の広告です。サンデー毎日より
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