☂熊本市古京町の熊本博物館は9月から、プラネタリウムの上映を半年間休止する。プラネタリウム室(217席)の改修工事のためで、18年間ドームに星空を映してきた投影機も新型に切り替わる。長年親しんだ投影機との別れを惜しむ人も多く、25日から今月末までの1週間お別れイベントがある。現在の投影機は92年に同館に設置された2台目。計32のレンズが直径16メートルのドーム(半球)に約8500個の星を投影する。
プラネタリウムの上映は1回約50分で、1日に3回程度。番組は3カ月ごとに入れ替わり、いずれも同博物館学芸員による手作り。「最新の投影機では動画の上映が多いが、スライド投影など手作り感のある番組に愛着を持つ人も多かった」と原秀夫学芸員(32)。
内容は投影スタッフによる当日の熊本市内の星空解説と3カ月ごとに変わる番組の2本立て。星空解説では市内の光をドーム上で消し、「日常では見えない美しい星空を映し出すのが魅力」と投影を手伝う林良助さん(60)。番組はしし座流星群や日食などがテーマで、アニメのスライド投影もあり、見応えは十分だった。
新型機は動画対応で、工事は来年春に終了。25日からのイベントでは、プラネタリウムの仕組みを解説するツアーや天文教室などがある。同館TEL096(324)3500。(佐藤大樹)
via kumanichi.com
0 件のコメント:
コメントを投稿