妊娠8ヶ月目に入った頃だ。そう誤解してしまったのは、わたしぐらいか?母だったら同意してくれそうな誤解にも思えます。内容はわからずにタイトルを見つけて見始めて観た映画『28週後… 』。映画冒頭の蝋燭ぐらいの明かりの中で料理を作るシーン。女性が後ろから抱きすくめる男性に“今夜もあなたの好物を作るわ”と言って棚からトマトの缶詰を取り出す。
quiet street, on a full moon night.
そうして最後のトマトの缶詰だと告げる。男性が棚を改めながら“残りはひよこ豆の缶詰が五つか・・・五年は持たせられるな”という。少し笑みと和みはあるけど、少しずつ奇妙な状況下にふたりが居る事がわかってくる。
シェルターみたいな環境なのかな?28週後って、核とか最終戦争後の事なのかな?
妊娠8ヶ月目と言えば、赤ちゃんの性別が定まる時期。得意な状況下での出産とかDNA変化のホラーかとも思った。映画を見終わったとでは、この28週後というタイトルと強ち繋がりは無い事ではないんじゃないかという思い。作家に尋ねてみたいとわからない事だけど、作家も無意識の数値だったか万物の理なのか。
半分眠かったので26に見えたけど、“28週後”が映画タイトルで、28日後の続編だとか。構想は3部作のようだけどビデオの売れ行き次第と言う事でまだ未制作。という事は劇場公開作品では無い様ですよ。レンタルであると良いね。
DVDはブルーレイで出ています。35フィルムで撮影されているのでビデオ撮りとは違った色味でまず目を釘付けにされました。ストーリーはロンドンにRAGEウイルスという感染すると人を凶暴にするウイルスが大発生。街は壊滅的になるがやがて感染者は飢餓で全滅。ウイルスの発生は終息した。だが・・・と言うテロップが人気を感じさせないロンドンの俯瞰映像に重ねられて始まる。一言で言えば“ゾンビ”映画と片付けて良い物。
前作を見ていないけど最初はなんだろうなんだろうという感じで見始めても、シェルターにじっとしているように時が過ぎるのを待っている男女のところにゾンビがやってくるところでつかみはOK。映画の終わりの方に“ゾンビ野郎”という台詞が一回出てきます。しかし襲われたら直ぐにゾンビ化するって言うのが怖い。唐突すぎる変貌だという印象だったけど、免疫を持っている人も居るという事がゾンビではなく、ウイルスなんだとしているところみたい。
襲われたら直ぐにゾンビ化するってスピーディさは、感染はしているけれども症状が出ない人が居るのをわかりやすい演出効果に転じてる。タイトルで“DNA”というロゴがおどっていたのが、ここでわかってくる。
三部作構想も舞台では上演されているようなので、ストーリープロットは早々に完成していたんだと思う。制作費の関係か今日の映画“28週後”はストーリー展開上捨てがたいけどチープなB級映画の風合いも随所にあったけど、そこもまた良しという感じ。そして、地下道や、遊園地跡という場所が過去のホラー映画へのオマージュになっている感じでした。
観ようでは最近の海外ドラマ(24時間とかロスト)のワンエピソードかという印象。でも、食い足りなさは無くて短編としてもしっかりしてました。
続編の気配は残しながらの終わり方だけど、これはこのままで続編が制作されなくても良い気持ちもします。
繰り返し観るようなものかはともかく、映画タイトルさえおそらく28週後には忘れてしまっていると思う。でも、面白かった。サヴァイバルのシミュレーションとしても学ぶべきところはあります。
深夜の鑑賞で眠かったのだけれども、ホラーが怖かったからと言うので無く見終わった後もわくわくドキドキが残っていてしばらく静かな中で起きていました。
おすすめ評価は付けようが無いけど。
DVDのリンクを張っておきます 28週後…
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