クラシック音楽って同じ曲が、どうしてこんなにたくさんの演奏があるの?
カラヤンは知っているけれど、ベルリン・フィルの他にウィーン・フィルもあるし、ウィーン交響楽団って、どう違うの?リヒテルにツィマーマンってピアニストは違うし、あ、ワイセンベルクって違うレコード会社からも出ているんだね?
初めての曲、まだ聴いたことの無い演奏のレコードを買うのは勇気のいることで背中を押されるにしても、押され方次第です。
最初にクラシックのLPレコードを買ったのは小学校4年生の時だったけれども、テレビで聴いての感動からでした。フレーズが印象的で、しかし曲目も作曲家も分からない。テレビ番組で使用されていた部分だけをひたすら頭の中でリピートしては陶酔していました。
その時のわたしに、それがクラシック曲だったか番組で作られた曲かの区分けもつかなかった。ひょんな事で曲目を知った、わたしは早速レコードショップへ行った。
しかし、まぁ。同じ曲目で違う演奏家のレコードがたくさんあることよ。
それにクラシックレコードの売り場というのはムードが違う。周りが気になってしようが無いし、店員さんの様子をうかがっているわたしの姿は挙動不審に見えただろう。
それまでにもレコードを買ったことはあるのに、子供のレコードと違って何か話しかけられるかな、とドキドキしてレジまで行くのも勇気がいりました。店員さんに委ねる時は紅潮していたかもしれない。大人になった時の気持ちで、店員さんに任せる。
そのうちお気に入りの店員さんを目当てに、レコード、CDをレジへと足繁く運ぶ様に慣れて行ってしまいましたが、いろいろ教わることがあったり試聴をしてから決める様に成りました。
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